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平成29年 善光寺お盆縁日のご案内

善光寺境内の六地蔵前では、昭和の初期から昭和40年頃まで盆踊り会が行われていました。このことにちなんで、境内での盆踊りを復活させ、老いも若きも一緒に手を取り合って楽しんでいただこうという趣旨で開催しているのが、昔懐かしくて新しい夏まつり「善光寺お盆縁日」です。
お盆縁日は、国宝善光寺本堂が再建から満三百年を迎えた平成十九年(2007年)に始まり、今年で11回目を迎えました。今回は8月14日(月)、15日(火)の2日間にわたり、善光寺ゆかりの盆唄などに合わせてどなたでも踊っていただける「大盆踊り会」と、小さな子供達主役の「精霊会」を開催いたします。
今回は、お盆縁日として初めて「夜間山門特別拝観」を行います。
山門より盆踊りの様子を眼下に見ることができます。
日本の風情あふれる夏の夜、どうぞ善光寺へおまいりいただき、ご家族・ご先祖様とともに踊り明かしましょう。

縁日夜店

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駒返り橋通り、御幸坂通りにはたくさんの縁日夜店が建ちならび、祭り囃子の音とともに、心浮き立つ喧噪がまつりの実感を伝えてくれます。六地蔵の広場に出現した大きなテントの中では、大道芸などのイベントが集まった人々の喝采を浴びています。

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大盆踊り会

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縁日夜店に集う人並みを過ぎ、山門をくぐると、目の前には大きな特設やぐらが出現します。四方に張りめぐらされたたくさんの提灯に照り出された本堂前は夢のよう。太鼓の音頭もゆかしく、老いも若きも輪になって盆踊りに興じています。盆踊りは、お盆縁日のメインイベント。見よう見まねの人たちも、ひとたび輪の中に身を投じれば、ひとときの法悦にひたってこの世の極楽を垣間見ます。

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閻魔大王特別参拝

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踊りの輪をはなれて、厳かに照り出された国宝の本堂の中へ誘われると、暗がりに閻魔大王像が浮かび上がり、お坊さんの語る地獄のおはなしに子供たちが神妙な面持ちで聞き入っています。
特別参拝の時間中、閻魔大王特別参拝御札を授与いたします。

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精霊会(しょうりょうえ)

▲蓮の童子

▲蓮の童子

境内が次第に闇につつまれる午後6時30分になると、蓮のかんむりをつけた稚児たち(蓮の童子)が行列を作ってやぐらへと進みます。やぐらを囲んだ子供たちが美しい蓮の花の精となって、おごそかに精霊会が始まります。精霊会では、お盆の期間に帰ってきたご先祖様の供養と、子供たちの健全育成が祈願されます。

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善光寺お盆縁日 まめ知識

盆踊りの意義

宗教学的にみる盆踊りは、この世に戻ってきた精霊たちの魂を慰め喜ばせあるいは供養して、再びあの世へと送る儀礼と考えられています。一方、娑婆世界に生きる私たちにとっての盆踊りは、束の間の踊りの中に極楽の法悦を垣間見る儀礼と位置づけることもできるでしょう。
善光寺の盆踊りでは、盆踊りの本来的な意味にたちもどり、有縁無縁一切の精霊を供養するため、14日(月)・15日(火)午後6時30分から7時まで、子供たちとともに精霊会(しょうりょうえ)を行います。この精霊会では、ゆかた姿に蓮のかんむりをつけた数十名の子供たち(蓮の童子)が本堂を出発してやぐらまですすみ、やぐらを囲んで輪になって並びます。三界萬霊の追善供養と子供たちの健全育成を願う読経のなか、蓮の童子はやぐら上に上って、お盆の精霊に献香、献花を行い、導師より洒水(しゃすい)を受けます。

蓮の童子のかんむりについて

『観無量寿経』には、釈尊が、極楽往生を願い仏を念ずるものを「人中の芬陀利華(白蓮華)」として讃えたと記されています。これは、 「真に極楽を願う者の心は、汚れた人の世にあっても決して汚れることがない」ことを、蓮が泥のなかから美しい花を咲かせることに例えたことばです。蓮の童子のかんむりには、子供たちが心清らかな人間に育ってほしいとの願いが込められています。

閻魔大王特別参拝

盆踊りの当日、善光寺本堂では、閻魔大王の特別参拝を行います。閻魔大王の前では、恐ろしい地獄の光景を映像で流すとともに、僧侶が地獄についての法話を行ってお札を配ります。特に、子供たちに「悪をなさず善を行うこと」が、仏さまの教えの基本であり、地獄に堕ちない道であることを教導します。