善光寺法話

第39回 数珠

様々な仏具(法具)があります。
経本やお香、法要で使う木魚や鐘など挙げていくと色々でてきますが一番身近で知られているのは「数珠」ではないでしょうか?
お寺に行くとお坊さんが持っているので目にしますし日本には仏教徒が沢山いますので持っている方も多く冠婚葬祭などで使ったりもします。
近年ですとブレスレットの御数珠や小型なものなど多様になり手にする方も増えたのではないでしょうか。
その使い方ですが玉を一ずつ繰って、念仏を唱えた数を記憶するために使用します。
宗派によって作りの違いはありますが親玉、主玉、四天玉、弟子玉、露玉、浄明玉、中通しの紐の構成でできています。

親玉 房の根元についている大きな玉で数珠の中心にあります。阿弥陀如来もしくは釈迦如来を表しています。
主玉 108個の玉。 百八尊または百八煩悩を表します。
四天玉 四天王・四菩薩 主玉の間にある4個の小さい玉で、四天王を表します。(持国天 広目天 増長天 多聞天 四天王ではなく、四菩薩観世音菩薩 弥勒菩薩 普賢菩薩 文殊菩薩、四菩薩を表する場合もある)
弟子玉 房についている小さい玉。 十大弟子と十波羅密、十大弟子と十大菩薩を表します。露玉 弟子玉の下についているしずく形の玉で弟子玉あるいは親玉を留めるための玉です。 浄明玉 親玉のすぐ下、房の一番上のある小さい玉。 親玉の補助のような役割をします。
中通しの紐 玉を繋ぐ紐で観音菩薩を表しています。

数珠そのものが仏教の世界観を表しています。
と色々難しい説明をしましたが数珠は神聖なものであり、魔をよけや幸福を呼び込むお守りと思って頂ければいいと思います。
お家にお持ちでしたら一緒にお寺など巡ってみては如何でしょうか。

合掌
常行院