善光寺法話

第34回 お盆との向き合い方

今年も本格的な夏を迎えました。皆様お体には気を付けて日々をお過ごしください。

この暑さを感じると学生は夏休みに入り、各地では夏祭りや盆踊りが開かれます。またご先祖様をお迎えする「お盆」を迎えます。この時期、皆様はどのようにお過ごしですか?長い休みが取れるということで、家族や友人と旅行に出かける方も多いと思いますが、今年のお盆は、自分自身の出自由来を振り返る時間に当ててみるのはいかがでしょう。

お盆の時期には家族が揃ってご先祖様をお迎えします。故人を偲び、お墓参りを行い、自らのご先祖様に感謝する時間です。これはご先祖様を供養するという意味です。これは追善供養ともいい、先に亡くなった親・兄弟・ご先祖の御霊のために、生きている者が追って善行を積み、その冥福を祈ることをいいます。

そしてお盆を迎えるということは、祈りの瞬間に向き合うことだと捉えてみてはいかがでしょうか?
お墓の前でお線香をあげてお参りする、お仏壇の前で合掌する、これらすべてが向き合うことです。その祈りの瞬間を通して、ご先祖様の人生に向き合い、生まれてから今までの自分自身の人生に向き合い、振り返ることができます。その時間を過ごせるのが「お盆」であると思います。

日頃から忙しい時間を過ごしている方や、実家のお墓参りが出来ていない方は多いと思います。あなたやご家族にとって、ご先祖様に敬意をもっておもてなしができるそんな「お盆」を迎えることを願っております。