善光寺法話

第31回 授与品について

今年も残り僅かとなりました。寒さも日増しに厳しくなる中、来年に向けて準備をされている方もいらっしゃるかと思います。善光寺境内は大晦日になると二年参りと呼ばれる年を越しながら参拝に来られる方々で賑わいます。

初参り、初詣は神仏に新年の挨拶を行い、気持ち新たに一日一日を大切にお過ごし頂く節目となります。その際、お守りやお札といった縁起物をお持ちになる方も大勢いらっしゃいます。善光寺では境内に複数の授与品所を設け、参拝の皆さまに善光寺の仏前にて祈祷されたお守りやお札、縁起物のご授与をさせていただいております。

お守りやお札は皆さまの願いを込めて、お家にお祀り頂いたり、お持ちいただいたりしますが寺社では「お守りを売るとか買う」という表現をいたしません。仏様から授かる物ですので、お求め頂く場所も授与品所と申します。古くなったお守りやお札等を寺社にお返しする習わしとも通ずる所以であります。この時、感謝のお気持ちでお返しを頂くという事に意味があり、また新たにお願いをするというお気持ちでお守りやお札を善光寺にてお求め頂けたらと思います。

日頃の生活の中におかれましても気持ちの込められた物となりますので、粗末な扱いをしないよう大切にお取り扱いください。仏様を信じ、日々を感謝の気持ちでお持ちいただく事が何より大切です。

新年には皆様の願いを込めて、善光寺の仏様とのご縁としてお守りやお札、縁起物を大切にお持ち帰り下さいませ。

合掌