善光寺法話

第26回 節分の豆と鬼

明けましておめでとうございます。
平成28年申年から29年酉年へと変わり、正月期間には当山善光寺へ多くの皆様がご参拝にお見えになりました。
正月の喧騒が落ち着き2月となりますと「節分」となります。
節分とは各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日を指し「季節を分ける」ことを意味します。中でも特に立春の前日を指す場合が多く、皆さんも「福は内、鬼は外」と声を出しながら福豆を撒くイメージをされることでしょう。
節分の日に厄災を払う行事は、元々宮中行事の一つであり、古くは飛鳥時代、慶雲3年(706)に既に行われていた記述が残されています。その当時は大陸の古式に則り、土牛を作り厄災を払う儀式であったようで、現在のように豆を撒くようになったのは後世になってからのようです。
さて、現代の一般的な節分では豆を撒いて鬼(厄災)を払いますが、なぜ豆を撒くことで鬼を退治できるのでしょうか。
①古来、穀物には魔除けの呪力があると考えていたから。
②鞍馬山の鬼が京の都を荒らした際、炒り豆で鬼の目を潰し
 て退治したという伝説から。
③「まめ」が魔目・魔滅と語呂合わせできることから。
この他にも諸説あるようですがそんな謂れがあるそうです。
では、その退治される鬼とはなんでしょう。
節分会・鬼

方位 12支
頭に角があり寅のパンツを履いているそんな姿がイメージされる鬼ですが、昔は、災害や疫病などの災いはその鬼の仕業と考えられていました。陰陽道では北東の方角を鬼が出入りする方角(鬼門)としており、かつて方角や時刻は十二支に当てはめていましたので北東の方角を十二支にあてはめると丑と寅になるので、鬼や災いがやってくる鬼門を艮(うしとら)の方角といいます。
「頭に丑の角」「腰に寅の毛皮」を身につけている鬼の姿はそこから生まれたといわれています。
丑三つ時という時間帯もその鬼門・艮からきているそうです。
善光寺では毎年2月3日、本堂に於いて「追儺式」(ついなしき)という法要を行い、その後、本堂の回廊より福男・福女によって豆まきが行われます。
善光寺節分会に多くの皆様の、お越しをお待ち申し上げております。
  

合掌
長養院 小林 玄超

第66回 善光寺節分会
〇期  日:平成29年2月3日(金)

〇時  間:午後1時 大本願前から行列出発
      午後1時30分 本堂到着、追儺式
      午後1時50分頃(追儺式終了後) 豆まき

〇特別来賓:草刈 正雄様(俳優)
      箱山 愛香様(リオ五輪・シンクロ銅メダリスト)
      矢澤 一輝様(善光寺大勧進僧侶・カヌー五輪出場)
      信濃グランセローズ様(地元野球チーム)
      AC長野パルセイロ・レディース様(地元女子サッカーチーム)  
      井田 香菜子様(NHK長野放送局)
      目黒 清華様(SBC信越放送)
      小宮山瑞季様(NBS長野放送)
      竹内 彩華様(TSBテレビ信州)
      大槻  瞳様(abn長野朝日放送)

《豆をまく側としてもご参加いただけます》
酉年生まれの方は「年男・年女」、それ以外の方は「福男・福女」として、どなたでもご参加いただけます。
ご希望の方は下記によりお申し込みください。
〇受付:平成29年1月1日~1月31日まで、本堂手前右側の御朱印窓口にて
〇奉納金:お一人15,000円(善光寺住職御染筆の福桝、特別祈祷札、福品を授与)