善光寺法話

このコーナーでは、法話や善光寺にまつわる説話などを紹介してまいります。

【最新】第42回 七五三の由来

暑さ寒さも彼岸までと言われておりますが、暑い日と寒い日が交互に訪れる今日この頃、体調を崩しやすくなっておりますので、体調には十分気を付けてお過ごしください。

さて、いよいよ善光寺境内がお子様の、色とりどりの着物で華やかになる季節がやってまいりました。そう七五三です。
昔は今より医療が発達していないので、7歳までは神の子という言葉があったほど子供の死亡率は高かったそうです。そんな中お子様が、無事にすくすく成長できるようにと始められたのが七五三という行事です。
七五三は、名前の通り3歳、5歳、7歳の節目の子供たちをお祝いし、今後も無事成長できるよう仏さまに祈願する行事です。
なぜ3歳、5歳、7歳が節目なのでしょう。
それは、昔は3歳までは坊主で育てていたため髪を伸ばし始める時期(髪置)が3歳の春だったそうです。また男の子は初めて袴を着けたのが5歳(袴着)、そして女の子が来ていた着物を紐ではなく帯で結ぶようになるのが7歳(帯解)だったそうで、これらの節目が七五三の由来になっているそうです。 

また七五三を10月から11月の間に行うにも由来がございます。
江戸時代初期までは年間を通して行われていた行事だったのですが、「生類憐みの令」で知られる五代目将軍徳川綱吉が、長男(徳松)の七五三を行おうとしたときに、一年を通して一番日和が良かったのが11月15日。この日に行ったことから庶民がこの日を真似て、現在でも多くの方がこの前後に行うようになったのです。

ここ善光寺の御本尊、一光三尊阿弥陀仏が最初に作られたのは月蓋長者という方が、娘様(如是姫)のお病気を治すために作られたのが最初の由縁です。親が子供に対する気持ちを汲んで作られている仏様ですので、皆様の思いもきっと聞いていただけるかと思います。ぜひご家族皆様でお子様の健全育成を、善光寺如来様に御祈願なさってください。   
                                      合掌